◆日本チェーンドラッグストア協会が主催する第5回セルフメディケーションアワードが先日開かれ、キリン堂の調剤併設ドラッグストアで登録販売者として働いている野々下重則氏がグランプリを受賞した
◆今回は新たに登録販売者の部が設けられ、初めて300を超える320作品の応募があった。入社1、2年の若い人からの応募も多く、薬剤師や登録販売者がセルフメディケーションの推進役として、自覚を高めている状況がうかがえた
◆こうした状況を審査委員長である川島光太郎氏は「喜ばしい」と評価。その一方で、毎年同じような内容の応募作品が続いていることに対しては、「発表内容を組織化できないなど、企業や経営者側のセルフメディケーションに対する考え方が少し薄い」と苦言を呈した
◆入社1、2年目の新鮮な目だからこそ見えるものや、若さゆえに導き出される発想もあるはずだ。長年培ってきた実績など企業の持つカラーは大切かもしれないが、その枠だけに固執するのではなく、可能性を秘めた新たな発想の芽ならば、それに着目し、すくい上げることも経営者らに必要な資質だと思う。
「セルフメディケーションアワード」
2010年03月24日 (水)
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