◆先日、小遣いの足しになればと「スクラッチ」と称する宝くじにトライした。1口200円。その場で当選が分かるというものだが、もちろんハズレ。友人は1回買ったくらいで当たるはずないと一蹴した
◆厚生労働省医政局経済課の資料によると、医薬品の研究開発には8~15年を要し、成功率は2万1677分の1。1社当たりの研究開発費は1057億円(2007年時点)になる。つまり、新薬開発の成功率は宝くじ並みで、それを引き当てるには膨大なコストがかかるということだ
◆薬価維持特例から名称を変え、4月から試行的に導入される新薬創出・適応外薬解消等促進加算。目的の一つに、増大する研究開発費用の早期回収がある。新薬や未承認・適応外薬の開発は、患者にとって福音。誤解を恐れず少し乱暴な見方をすれば、今回の加算は宝くじを当てにいくための資金を前借りするということ
◆家計の足し(新薬開発)にするから、スクラッチを買う小遣い(薬価)を前借りさせてもらうという都合のよい提案を思いついたが、食費や養育費(疲弊した医療現場)に回すべきと言われそうな気がしてやめた。
216771に1つ
2010年03月26日 (金)
‐AD‐
この記事と同じカテゴリーの新着記事
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
寄稿