◆改正薬事法施行以降、薬店の店頭で登録販売者の名札をつけた販売員をよく見かけるようになった。2008年から都道府県で実施された登録販売者試験の合格者は、9万人を超えており、販売従事登録者数も増加している
◆改正薬事法施行から1年半以上が経過し、業界内では登録販売者という医薬品販売の専門家の名称も定着してきた。しかし、その資質は依然として、試験合格という部分に委ねられている部分も少なくない
◆登録販売者関連団体では、資質向上に向けた取り組みを懸命に推進しているが、大阪府が行政主導としては全国で初めてとなる、登録販売者の資質向上対策に向けた取り組みを始める。登録販売者の資質低下を防ぐため、必要な基礎知識を得る研修などのガイドラインの検討が行われると見られる
◆試験に合格すれば、全国どこでも登録販売者としての販売従事登録は可能なのが現状だ。大阪府の取り組みが全国に波及すれば、各自治体で登録販売者の資質の水準を規定するような動きにもつながるのかもしれない。それが、一般市民の健康被害を未然に防ぐ措置であるならば大いに歓迎したい。
登録販売者の資質向上を
2011年01月31日 (月)
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