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多剤耐性緑膿菌の院内感染対策

2007年3月5日 (月)

◆多剤耐性緑膿菌(MDRP)による院内感染がここ数年、全国各地で発生している。既存の抗菌薬に耐性を示す厄介な存在だ。免疫力が低下した高齢者や重症患者が感染すれば難治となり、死に至る場合もある
◆緑膿菌は水気のあるところに好んで生息する。2005年にMDRPの院内感染が発生した長崎大学病院では、調べてみると採尿コップが院内感染の原因だった。上段のフックに引っかけられたコップから、下段に置かれたコップへの液だれが起き、感染が広がったという
◆この一件を契機に、同院は感染制御教育センターを新設。採尿コップ置き場を、液だれしないよう段に仕切りを設けたものに変更するなど対策を講じた。MDRPの特効薬は存在しないが、比較的有効とされるコリスチンも備蓄している
◆抗菌薬の適正使用で耐性菌の発生を防ぎ、発生しても広がらないよう各種感染ルートを遮断しておくのが、院内感染対策の基本だ。日本は感染制御に専従する医師は少なく、各医療職種がチームで対応しているが、不十分な施設もある。薬剤師のさらなる関わりが必要だ。




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