◆野田佳彦首相が2日に組閣を行って新閣僚メンバーが決まり、厚生労働大臣には小宮山洋子氏が就任した。厚生省時代も通じて女性が大臣になったのは、1960年に女性初の閣僚になった中山マサ氏以来、実に半世紀ぶりの2人目となる
◆所管する事業の幅広さ、医療・年金・福祉を担う予算規模の大きさ、そして利害が交錯して魑魅魍魎が跋扈する複雑で難解な分野であることから、厚労相は国家にとっても非常に重要なポストとされ、後に首相になったお歴々の実力者が務めてきた経緯がある
◆税と社会保障のあり方についての議論が進められようとしている今、厚労相には重大な覚悟と実行力が求められている。NHKアナウンサー、解説委員当時から労働や女性・家庭問題に精通し、厚労副大臣も歴任してきたが、医薬品関連も含めた厚生労働全般を取り仕切る立場での実力は未知数だ
◆解説委員当時に討論会などを仕切った小宮山氏の調整能力を知る人間としては、ぜひ、そのスキルを発揮して国難に向かっていってもらいたいと願う。
小宮山厚労相に期待
2011年09月05日 (月)
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