佐藤製薬は、日本で初めて医療用成分のセチリジン塩酸塩を配合したアレルギー専用鼻炎薬「ストナリニZ」(第1類医薬品)を、2月1日に新発売する。同品は、セチリジン塩酸塩を医療用と同量配合したスイッチOTC医薬品で、眠くなりにくく、つらい鼻水・鼻づまりに1日1回で効果を発揮するのが特徴。第1類医薬品であるため、同社では薬剤師への説明会と情報提供のためのツールを充実させ、生活者が適正使用できるように努める。また需要期に向けて、かぜ薬のストナブランドに引き続き、浅田真央・舞の姉妹をイメージキャラクターに起用したTVCMを3月から放映開始すると共に、広告展開などを強化していく予定。
「ストナリニZ」は、セチリジン塩酸塩を配合した医療用医薬品「ジルテック錠10」(グラクソ・スミスクライン)のスイッチOTC医薬品。1錠中の配合量も、「ジルテック錠10」と同じで、つらいアレルギー性鼻炎の症状に優れた効果を発揮する。また、第2世代の抗ヒスタミン剤で眠くなりにくく、1日1回就寝前服用で効果が持続する。
スギ花粉などのアレルゲン飛散シーズンに、鼻水、鼻づまりなどの症状で悩まされる人には、症状が出始めたら、症状の軽い早い時期からの服用が効果的な製品となっている。
スギ、ヒノキなどによる季節性アレルギー性鼻炎やハウスダストなどが原因となる通年性アレルギー性鼻炎は、くしゃみ、鼻水、鼻づまりを3大症状とし、多くの生活者を悩ませる原因となっている。医療現場では眠気などの副作用が少ない第2世代抗ヒスタミン剤が処方され、花粉症患者の薬剤選択の幅を広げている。
そのような中で同社は、1日1回用法であるセチリジン塩酸塩を医療用と同量配合した「ストナリニZ」を発売することで、生活者の選択肢が広がるとの考えで、今後も、生活者の快適な生活の実現に貢献していく。税込み価格は、10錠入りで1880円、20錠入りで2980円。
今後は、POPなどの各種販促ツールを活用した店頭展開による販売促進の支援や「ストナリニZ」専用Webサイト(http://www.stona.jp/rhini-z)の開設による生活者向けの製品情報発信も積極的に実施していく。