日本薬剤師会の生出泉太郎副会長は21日、都内で記者会見し、一般薬販売の新たなルール作りに向けた検討会がスタートしたことを受け、「第2類が問題」との認識を示した上で、指定第2類の解熱鎮痛薬、かぜ薬による死亡例に言及。「第3類以外のインターネット販売禁止を求める従来通りの主張をせざるを得ない」と方針を語った。一方で、「頑なに何でも反対するつもりはない」とも述べ、柔軟な姿勢で臨む考えを示した。
検討会委員を務める生出氏は、「第2類はネット販売してもいいのではないかという雰囲気は感じる」と初会合の印象を語った上で、「第2類が問題だと思っている」と問題意識を示した。特に、医薬品販売制度改正検討部会の報告書に記載された指定第2類の成分が、需要の高い解熱鎮痛薬、かぜ薬に多く含まれていることを指摘。「登録販売者でも販売できるとはいえ、かなり注意して販売していかなければならない」と述べた。
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