病院や診療所、薬局、患者がデータセンターを介して様々な情報を電子的に共有するシステムのあり方を、薬剤師の視点から考える「医薬患連携情報共有研究会」がこのほど、徳島文理大学香川薬学部を事務局として発足した。香川県では今年3月まで電子処方箋の実証実験が行われ、10以上の薬局の薬剤師が電子的な情報の共有化を体験した。ここで得た経験をもとに、引き続き関係者の意識を啓発したい考えだ。
同研究会は、文部科学省の大学間連携共同教育推進事業として2012年度から始まった「四国の全薬学部の連携・共同による薬学教育改革」の一環として設置された。薬剤師や薬学関係者、薬業関係者に幅広く参加してもらい、電子的な情報共有のあり方について学んだり、意見を交わしたりする場として活用する。第1回目の講演会を3月に徳島文理大学薬学部で開催したのを皮切りに今後、定期的に講演会などを開く計画だ。
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