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【日大薬学部グループ】残薬患者、3割以上が再調整‐服薬遵守改善しないまま投薬

2013年06月21日 (金)

 薬局薬剤師が残薬の投与日数調整や処方削除を行った患者のうち、再び日数調整等が必要になった人が3割以上に上ることが、日本大学薬学部医療コミュニケーション学研究室のグループが実施した調査で明らかになった。特に糖尿病治療薬で残薬が多く、長期処方になるほど薬剤師が毎回確認している傾向が高かった。ただ、薬局で9割近くの薬剤師が残薬を確認しているにもかかわらず、服薬アドヒアランスが改善しないまま投薬されている実態も浮かび上がった。

 患者の自宅に余った残薬を積極的に確認することは、薬局薬剤師の一つの業務とされているが、薬剤師の残薬に対する認識や患者に確認する方法、頻度などの実態は明らかになっていない。そこで、研究グループでは、薬局薬剤師を対象にアンケート調査を行い、薬剤師の残薬に対する認識と患者への確認の実態把握を行った。

【お詫びと訂正】

 記事中、数字と見出しに誤りがありました。正しくは、「残薬患者の3割」でした。また、「服薬遵守改善しないまま投薬」は、1回の調整で改善しない患者がいるため継続的、根本的な問題解決を図るための介入が必要という趣旨です。お詫びして訂正します。


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