
パネル討論の様子
8日に札幌市内で開催された日本フォーミュラリ学会学術総会では、山形県酒田地区や石川県白山市などにおいて疾患ごとの推奨薬を成分単位ではなく、銘柄単位で選定する地域フォーミュラリの取り組みが報告された。有効性、安全性、経済性に加え、安定供給の観点を取り入れた選定プロセスによって具体的な銘柄を絞り込んでいるのが特徴だ。また、災害時に効率的な薬物治療を実現する観点からは、銘柄選定にとどまらず規格まで統一すべきではないかとの意見も上がった。
地域フォーミュラリでは対象となる薬効群に対する推奨薬を成分名で示すのが一般的とされるが、4月に運用を開始した白山市と川北町の「しらやまフォーミュラリ」では、医師会や後発品メーカー、薬局などとの合意形成を経て、大阪府八尾市と同様に一般名だけでなく具体的な銘柄名まで示した医薬品リストを作成した。現在はスタチン、抗菌薬(歯科領域)、消炎鎮痛剤(歯科領域)、PPIの4領域を対象としている。
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