厚生労働省と文部科学省の合同会議は22日、疫学研究倫理指針、臨床研究倫理指針を統合する見直しに関する中間取りまとめ案を了承した。倫理審査委員会の委員に必要な教育研修や訓練を義務づけたり、研究不正を防止するため、研究責任者に進捗状況を適宜更新することなどを求める内容とする方向だ。
中間取りまとめは、両指針の統合を視野に、その具体化に向けた基本的方向性や考え方を整理したもの。指針の適用範囲は、人を対象とする医学・公衆衛生系の研究とし、ゲノム研究を含むものについては、ゲノム研究倫理指針だけでなく、疫学・臨床指針も参照できるよう統合指針で明確化するほか、研究計画にどの指針を適用するかも合理的な運用方法をガイダンスで示す。
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