◆このほど松山市で開かれた日本薬学会・日本薬剤師会・日本病院薬剤師会中国四国支部学術大会は“高校生オープン学会”と称して、高校生に無料で開放された。薬剤師の仕事や薬学の魅力を知ってもらい、薬学部に進学する高校生を増やすのが狙いだという
◆この企画は今回が3年目となる。初回の参加者は40人強、昨年は約70人、今年は大きく伸びて約250人の高校生が集まった。回を重ねるごとに高校生が増え、学術大会のイベントとしてすっかり定着した
◆高校生向け特別プログラムとして、ランチョンセミナーに加え、高校生が自ら発表する機会も設けられた。愛媛県内の高校を中心に「漢方薬に含まれる化学成分を分析する」など5校から9演題の口頭発表、6校から17演題のポスター発表があった
◆今春の入試では薬学部人気が回復したが、いつまでそれが続くか分からない。会場の一角では中国四国ブロックと兵庫県の12薬系大学がブースを構え、特徴を説明した。他の地域でも今後、同様の取り組みをしてみてはどうだろう。
“高校生オープン学会”
2013年11月01日 (金)
‐AD‐
この記事と同じカテゴリーの新着記事
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
企画
寄稿