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感染症大流行の前に

2014年09月08日 (月)

◆デング熱への感染者が日本で増え続けている。厚労省が国内で約70年ぶりの感染者発表以来、わずか1週間で感染者は67人(5日現在)に拡大。代々木公園が閉鎖される事態になり、新宿中央公園でも感染があった
◆西アフリカではエボラ出血熱が猛威をふるい、WHOの発表では昨年12月以降、リベリア、ギニア、シエラレオネ、ナイジェリアの4カ国で感染者3500人以上、死者1900人以上に達した。現地支援に入った医師、看護師も襲い、感染、死亡するなど、史上最悪の流行とも言われる
◆デング熱もエボラ出血熱も共通するのは、有効な治療法、ワクチンがないこと。特にエボラ出血熱は未承認薬を投与する事態になっているが、大流行が発生する前の平時に、国内外の製薬企業がこうした感染症の治療薬やワクチンを開発できないものか
◆大流行に備えるのは新型インフルエンザだけではない。最近は顧みられない熱帯病の治療薬開発に関心が高まってきたが、途上国に流行するような感染症全体を含めた視点が必要になっている。



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