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便乗詐欺の手口を店頭の話題にして注意を促そう

2014年09月26日 (金)

◆近年は話題性のある出来事に便乗した詐欺を、よく耳にする。特に狙われやすいのが高齢者で、昨年からはiPS細胞、STAP細胞に関連した事業への投資を誘う詐欺的トラブルが増加傾向にある
◆大手証券会社を名乗る者から、iPS細胞やSTAP細胞を手がけている会社の株や社債を購入できる権利に当選した、などの電話がある。断った後は「既に名義貸しをしている」「解約には費用が必要」などの言葉で不安をあおる
◆送付されたパンフレットも実に詳細かつ現実的な仕上がりで、誘いに乗るのもやむなしとの感も。全国の消費生活センター等の情報を集積するデータベースシステムPIO‐NETによれば、契約当事者の約9割が60歳以上で、平均金額が約780万円と高額なのも特徴
◆悪質業者はiPS細胞やSTAP細胞のほかにも、東京オリンピックなど話題性のあるニュースや事件に便乗して近づいてくる。小売店舗では健康情報だけでなく、こうした情報を掲示することも生活向上に十分貢献すると思うが、どうか。



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