【新製品】近畿大学協力の化粧品第3弾‐薬学部学生が企画開発に参画 クロモンコスメティック

2015年04月24日 (金)
保湿美容ミスト「Cellu ChouChou(セル・シュシュ)」

保湿美容ミスト「Cellu ChouChou(セル・シュシュ)」

 近畿大学と化粧品販売会社のクロモンコスメティック(大阪市中央区)が、産学連携で展開するスッポンコラーゲン化粧品の第3弾となる、保湿美容ミスト「Cellu ChouChou(セル・シュシュ)」が21日から発売された(写真)。同シリーズは、近畿大学薬学部医療薬学科准教授の多賀淳氏らが技術協力して誕生したもので、これまで「ジェル美容液」「モイスチャーローション」を発売しており、シリーズ累計売上個数は1万個を超えるという。

 スッポンコラーゲン化粧品シリーズの発売元であるクロモンコスメティックは、大阪の台所とされる黒門市場の有名鮮魚店・新魚栄の子会社。また、素材となるスッポンは、静岡県の焼津水産高校の生徒らの養殖による。同校では栽培漁業科の生徒が実習として、ストレスを与えないことにこだわり、スッポンを育てている。

 近畿大学薬学部では、スッポンの各部位ごとに含まれるコラーゲンの質と含有量を分析し、コラーゲンを含む総蛋白質が多く存在する部位や、筋肉などを形成する一般的な蛋白質が少ないコラーゲンだけを多く含む部位などを解明。さらに、コラーゲン抽出時に一般的な蛋白質が混じるとアレルギー反応を起こす可能性があるため、純度の高いコラーゲンを得ることができる抽出・精製方法を選び、その技術をクロモンコスメティックに提供してきた。

 これまでは薬学部教員らによる技術協力が主であったが、第3弾となる今回の「セル・シュシュ」開発には、企画段階から薬学部学生が参画。商品コンセプトやパッケージデザインなど、女子学生のアイデアが随所に取り入れられているという。商品のネーミングは、フランス語のCellu(携帯する)とChouChou(お気に入り)を組み合わせたそうで、化粧ポーチに入れやすいサイズとしたのも女子学生の発案という。

 既存品と同様、近畿大学薬学部が高純度スッポンコラーゲンを抽出。新たに保湿成分としてヒアルロン酸を加え、高純度天然スッポンコラーゲン・天然ヒト型セラミド・ヒアルロン酸のトリプル保湿成分で、肌にハリと潤いを与える。容量は50mLでノンガスタイプのスプレーボトルを使用しているため、飛行機内への持ち込みも可能で、長距離フライト時の乾燥対策にも最適とする。

 税別販売価格は3000円。大阪エリアの一部百貨店やファミリーマート、クロモンコスメティックHP、黒門市場の新魚栄、近畿大学附属病院の化粧品コーナー、関東エリアではアインファーマシーズが運営するアインズ&トルペ原宿クエスト店などで販売中。



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