11、12日に東京新宿でOTC薬普及啓発イベント‐一般薬連と在京薬業団体が連携

2015年09月07日 (月)
主催側では2日間で約3万人前後の入場者を想定している(写真は昨年の会場風景)

主催側では2日間で約3万人前後の入場者を想定している(写真は昨年の会場風景)

 日本一般用医薬品連合会(日本OTC医薬品協会、日本家庭薬協会)、東京薬事協会、東京生薬協会、東京都薬剤師会、東京都医薬品登録販売者協会の共催による、恒例のOTC医薬品に関する普及啓発イベント「よく知って、正しく使おうOTC医薬品」が11、12の2日間、東京新宿駅西口広場イベントコーナーで行われる(厚生労働省、東京都、東京商工会議所、東京薬科大学の後援、くすりの適正使用協議会の協賛)。OTCメーカー27社が出展して主力製品のアピールに努めるほか、模擬薬店、お薬相談コーナー、クイズラリー、懐かしいくすり展、健康チェックコーナー等を展開。さらに、昨年に引き続き「検体測定室」も設置するなど、薬業関連団体が一体となって一般消費者にセルフメディケーションの重要性を啓発していく。

 同イベントは、OTC医薬品および薬剤師等の役割に関する正しい認識を広く浸透させ、セルフメディケーションに果たすOTC医薬品等の適切な使用、さらにはOTC医薬品の販売制度改正の概要を周知させることで、医薬品等に起因する健康被害の防止や、セルフメディケーションの重要性を啓発するのが目的。毎年秋に在京薬業団体の共催により開始され、今年で8回目となる。

 会場内に設置する店舗販売業の模擬店舗(ドラッグストアの一本堂が協力)を活用し、実際に薬剤師や登録販売者による出展各社提供の医薬品(試供品)の授与等を通じ、適切な医薬品の購入方法や使用上の注意等の説明を体験する(会場内では商品販売は行わない)

 東京都薬剤師会では、薬に関する疑問などを薬剤師に気軽に相談できる「お薬相談コーナー」や、パソコンを使って身近なかかりつけ薬局を見つけてもらうための「薬局を探してみましょう!」コーナーを展開。また、手軽な血液測定で健康をチェックできる「検体測定室」が今年も設置されるが、ここでも薬剤師がサポートを行う。

 今回の出展メーカーは、ゼリア新薬、イワキ、長野県製薬、救心製薬、森下仁丹、キンカン、太田胃散、山崎帝國堂、玉川衛材、わかもと製薬、佐藤製薬、健康ビジネスインフォ、龍角散、大和生物研究所、浅田飴、養命酒製造、第一三共ヘルスケア、武田薬品、ユースキン製薬、イチジク製薬、三宝製薬、大幸薬品、小林製薬、興和、ロート製薬、ウチダ和漢薬、大正製薬(ブース番号順)の計27社となった。

 さらに、医薬品をネットで注文して薬局で受け取るサービスを紹介する「e健康ショップコーナー」を東邦薬品が開設するほか、セルフメディケーション・データベースセンター(JSM-DBC)が、パソコンで医薬品検索システムを体験する「おくすり検索コーナー」を展開。このほか、タカゾノの協力による「調剤体験コーナー」も設けられる。

 イベント会場内では、これまで薬業界としても「危険ドラッグ撲滅」に向けた取り組みに協力しており、今年も警視庁の啓発ポスターを各所に掲示し、一般来場者に向けた訴求にも力を入れる。

 なお、今年のイベントの実行委員長は日本家庭薬協会副会長の塩澤太朗氏(養命酒製造社長)が務める。



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