総務省14年度調査
総務省統計局は15日、「2015年科学技術研究調査」の結果を公表した。14年度の企業や大学の科学技術研究費の総額は、前年度比4.6%増の18兆9713億円と2年連続で増加し、過去最高となった。産業別では、「医薬品製造業」が1兆4953億円で、前年度から4.1%増加。自動車や航空機、船舶などを製造する「輸送用機械器具製造業」の2兆8447億円、パソコンや映像・音響機器など「情報通信機械器具製造業」の1兆6238億円に続き、3番目に企業研究費が多く、全産業の11.0%を占めた。
新薬開発へ積極投資鮮明に
国内総生産(GDP)に対する研究費の比率は、前年度比0.12ポイント増の3.87%と2年連続で増加し、過去最高となった。米・英・独・仏・伊などの主要8カ国の中で最も高い水準を維持している。
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