
武田薬品は、今月、国内を中心とする一般用医薬品や健康食品等のコンシューマーヘルスケア事業を担うジャパンコンシューマーヘルスケアビジネスユニット(JCHBU)を分社化する形で、「武田コンシューマーヘルスケア」(新会社)を設立する。社長に就任する杉本雅史氏(武田薬品JCHBUプレジデント)は本紙の取材に対し、「事業分社化は武田薬品本体からの前向きな独立。(一般薬メーカーの)業界再編を促していきたい」とし、他社との販売提携やブランド買収などを積極的に図っていく方針を示した。
──今回の事業分社化までの経緯について。
われわれのビジネスモデルは、顧客が患者様や医療機関関係者の方々ではなく一般のお客様。そこが(武田薬品本体と)根本的に違う。お客様のニーズは変化が激しく、そこをキャッチアップし、商品構成やリニューアル品を検討する作業がBtoCビジネスにおいては非常に重要。その実現には、本体から独立した方が良いと判断し、1年半前からウェバー社長に要望し、2月3日の発表に至った。
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