TOP > HEADLINE NEWS ∨ 

「脱毛」市場が拡大へ‐富士経済が調査

2006年06月05日 (月)

 脱毛症治療剤の市場が2014年には05年に比べ19倍の95億円まで拡大する可能性があることが、富士経済の調査で明らかになった。男性型脱毛症(AGA)は、遺伝や加齢によるものと諦めるケースが多いが、治療できることを啓発し、潜在患者を掘り起こすことで成長が期待されると予測している。

 調査は3月から5月にかけて、ヒアリングや各種統計資料など文献などを用いて、治療薬の市場動向、患者動向について調べた。その中で「脱毛症治療剤」市場を「注目疾患用剤」の一つに取り上げた。

 脱毛症にはAGA、円形脱毛症、壮年性脱毛症の3種類がある。中でも注目を集めている疾患は加齢に伴い頭髪が抜ける、薄くなるなどの症状が出るAGA。約1260万人が罹患しているといわれる。

 富士経済は、AGA治療剤「プロペシア」(万有)が05年に発売されたことをきっかけに、疾患啓発活動が積極的に行われ、受診患者数が増加傾向に拍車がかかるとして、今後の動向に注目が集まるとしている。

 脱毛症治療剤のほか、皮膚疾患治療剤、抗アレルギー剤、感覚器官用剤、呼吸器疾患治療剤、解毒剤といった医療用医薬品5薬効領域の市場動向を「2006医療用医薬品データブックNo.3」にまとめ、販売している。A4判、293ページ、16万8000円。



‐AD‐

同じカテゴリーの新着記事

薬剤師 求人・薬剤師 転職・薬剤師 募集はグッピー
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
人事・組織
無季言
社説
企画
訃報
寄稿
新着記事
年月別 全記事一覧
アカウント・RSS
RSSRSS
お知らせ
薬学生向け情報
書籍・電子メディア
書籍 訂正・追加情報
製品・サービス等
薬事日報 NEWSmart
「剤形写真」「患者服薬指導説明文」データライセンス販売
FINE PHOTO DI/FINE PHOTO DI PLUS
新聞速効活用術