日医工は、米国でジェネリック医薬品(GE薬)の注射剤事業を手がけるセージェント・ファーマシューティカルズを買収すると発表した。買収額は7億3600万ドル(約730億円)。9月までに手続きを終了する予定。日系専業GE薬メーカーによる米国企業の買収は事実上初めてで、売上は1800億円程度に拡大する見通し。今年度からスタートした中期経営計画では、世界トップ10ジェネリック医薬品メーカーを目標に掲げ、米国展開をバイオシミラー開発に取り組んでいた。米国でGE薬の開発・販売基盤を持つセージェントを獲得することで、海外展開を一気に加速させる。
同社は、ジェネリック専業メーカーでは国内最大手。今後国内のGE薬市場が数量シェア80%を達成後には、踊り場を迎えることが予想されており、中計でも米国展開を重要なテーマに位置づけていた。
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