北海道を地盤とするサッポロドラッグストアー(サツドラ、札幌市、富山浩樹社長)は16日、単独株式移転による完全親会社として「サツドラホールディングス」を設立し、東京証券取引所市場第1部および札幌証券取引所本則市場に上場した。また同日、今期(2017年5月期)から5カ年の中期経営計画を策定、発表した。中期経営計画では、今回の純粋持株会社制への移行をさらなる飛躍に向けたスタートと位置づけ、積極的な出店戦略と地域密着のマーケティングによる差別化を推し進め、数値目標(ビジョン2020)として20年度(21年5月期)に「連結売上高1000億円、連結経常利益30億円」を打ち出した。
サツドラホールディングスは、ドラッグストア業界が少子高齢化を背景に、市場全体の成長が鈍化傾向を見せると共に、大手企業による寡占化が進行し、熾烈な生き残り競争が行われている中で、▽機動的かつ柔軟な経営判断ができる体制づくり▽新規事業を含めた新たな取り組みの積極化▽グループ会社の採算性の明確化──の実現を主たる目的に、設立された。
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