厚生労働省は9月28日、2014年度「国民医療費の概況」を公表した。医療機関などで保険診療の対象となる治療にかかった費用の総額は40兆8071億円と前年度から7461億円(1.9%)増加した。人口1人当たりの国民医療費は2.0%増の32万1100円で、いずれも8年連続で過去最高となった。薬局調剤医療費は、14年度薬価改定による薬価引き下げの影響を受け、2.4%増の7兆2846億円となった。
国民医療費の総額を年齢階級別に見ると、0~14歳は2兆4829億円、15~44歳は5兆2244億円、45~64歳は9兆1932億円、65歳以上は23兆9066億円で、65歳以上の医療費が全体の58.6%を占めた。
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