◆情報発信したはずなのに、受け手側には内容の複雑さやデザインの難しさ、情報過多で「分かりにくい」になる。これは10月に開催された日本包装学会シンポジウムでの話
◆情報コミュニケーションには「分かりやすさ」の基準がない。情報量も多ければいいわけではない。ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会が人間が受け止められる情報量を調査したところ、資材全体の19%以上で負担になると回答した
◆色弱者への配慮はどうか。日本人男性の約5%、女性の0.2%が色弱者であり、重要なメッセージを「赤」で示したとしても、「こげ茶色」に見えてしまうのだとか。こうなると、色ではなくデザインで伝える必要がある
◆医薬品情報は健康に直結するため、重要箇所を「赤」で示すうちに、「青」「黄」と様々な色を用いてしまう。ある保険会社が高齢者を対象に「読みやすい契約書」を調査したところ、「白黒基調」が最も高評価だったという。伝えたい人のために苦心して作ったメッセージ。だけど届けるのは難しい。
届けるのは難しい
2016年12月07日 (水)
‐AD‐
この記事と同じカテゴリーの新着記事
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
医療機器・化粧品
新薬・新製品情報
企画
寄稿