生命科学分野の人材交流の場を提供するライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(LINK-J)は、各種交流イベント開催の強化に加え、医学生とビジネスを早期につなぐための情報発信「SANDBOX」、アカデミアに出向いて研究者向けに議論や助言を行う「出張Out of Box相談室」といった事業活動を推進していくと発表した。従来から産官学の連携を支援してきたが、今後もさらなるコンテンツ強化を図る。
LINK-Jは、三井不動産とアカデミア有志が中心となって設立した社団法人で、産官学をまたいだLINK-Jメンバーとなる特別会員を募集し、会員向けに三井不動産が管理する東京都中央区の日本橋ライフサイエンスビル、日本橋ライフサイエンスハブの一室で、創薬や再生医療、人工知能(AI)に関する交流イベントを開催したり、ベンチャーの起業を希望する人向けに相談室を設けるなど、オープンイノベーションを支援してきた。今後もベンチャー企業向けオフィスの拡張や新たなライフサイエンスビルの設置などを検討している。
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