◆2018年が始まった。日本経済は好景気とされ、株価は高値を更新、地価も上昇しバブル期の勢いと言われても国民の実感は乏しい。戌(いぬ)年の今年、株式相場の格言は「戌は笑う」だそうだ。サラリーマンに増税がのしかかる中、これ以上の株価上昇は何をもたらすのか
◆社会保障改革も待ったなしだ。今年は診療報酬と介護報酬の同時改定だが、本体を引き上げ、その財源を薬価引き下げで賄う構図は変わらなかった。これで超高齢化社会を乗り切れるのかどうか
◆薬局の収入を占う調剤報酬は別枠を加味すればマイナス、製薬企業も薬価抜本改革が経営を直撃する。それだけに、様々な場面で厳しいとの言葉が聞かれる。確かにその通りかもしれないが、過去の制度疲労がピークに達し、従来の取り組みやビジネスが次なる展開に移行する時期ともいえる
◆戌年は、成熟を終え新たな始まりに向けた年との解釈もできるという。まさに今年、全ての関係者が新たな挑戦をする機会と捉え、成熟を終えた新しい芽吹きの季節にしてほしい。
「戌は笑う」
2018年01月10日 (水)
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