国内で被験者募集支援(PRO)事業を手がける4社は、国内治験の被験者募集のあり方を検討することを目的とした「PRO協議会」を設立した。治験参加後の被験者の脱落率などの高さを背景に、治験や臨床研究で被験者を組み入れるリクルートメント業務の重要性が高まる中、臨床開発を支援する企業の業界団体「日本CRO協会」が同協議会の設立を支援し、昨年11月に発足。患者が自主的に治験に参加する時代を迎えており、被験者保護の観点から被験者募集の手法や広告表現などで明確な基準がないことを踏まえ、同協議会がルール策定に向けた自主ガイドライン作成を目指す。3月までにガイドラインの大枠を固める予定だ。
PRO協議会に参画するのは、クロエ、ニューイング、パシフィックグローブ、ヒューマの4社。いずれもPROを専業に、製薬企業が行う治験で10年以上のサービス提供実績がある。
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