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医薬分業の本質

2018年09月05日 (水)

◆医薬分業という言葉の使い方は現状のままでいいのか。見直すべき時期にきているのではないか。そんなことをふと思う。問題の本質を見誤ったり、勘違いしたりする可能性があるからだ
◆院外処方箋発行率が医薬分業率と読み替えられるように、日本では院外発行の形態がすなわち医薬分業だと認識されている。しかし、医薬分業とは本来、医師と薬剤師が連携する職能のあり方を指しているはずだ。院外に発行する形態のことを指しているわけではない
◆現状では医薬分業を誰かが批判した場合、それは院外発行という形態への批判なのか、薬剤師職能に対する批判なのかが分かりにくい。両方の要素が混在している場合もある。発言した本人もきっと明確には意識していないだろう
◆問題点があいまいなままでは、解決に向けた道筋をしっかり考えることができない。もやもやとしたまま問題は燻り続けることになる。医薬分業という言葉をあいまいな形で使わないことや、誰かが発した場合にはそれが何を指しているのかを意識することが必要だ。



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