第1号製品、マイランが販売
協和キリン富士フイルムバイオロジクスと米マイランは、ヒト型抗TNF-α抗体「アダリムマブ」(先発品名:ヒュミラ)のバイオシミラー「ヒュリオ」の欧州承認を取得した。ヒュリオはバイオシミラーを扱う同社の第1号製品。EU28カ国とノルウェー、アイスランド、リヒテンシュタインで販売が可能になり、来月16日以降にマイランが販売を開始し、順次販売エリアを拡大していく予定だ。
アッヴィが販売し、世界最大売上を誇る先発品「ヒュミラ」は、欧州でも昨年7月から今年6月までの12カ月間で売上44億ドルを記録している。バイオシミラーが世界で最も普及している欧州で、アダリムマブのバイオシミラーの承認を取得しているのは、協和発酵キリンと富士フイルムの合弁によるバイオシミラーの製造販売に特化した協和キリン富士フイルムバイオロジクスのほか、米アムジェンや韓国のサムソンバイオロジクス、独ベーリンガーインゲルハイム、スイス・サンドの計5社と市場シェア争奪戦が今後繰り広げられそうだ。
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