第一三共と米メルクは、抗HER2抗体薬物複合体「DS-8201」と、抗PD-1抗体「キイトルーダ」(一般名:ペムブロリズマブ)との併用療法を評価する臨床試験の実施に関する契約を結んだ。今後、HER2発現の乳癌と非小細胞肺癌を対象とした第I相試験を始める。結果次第で目標適応症を広げることも検討していく。「DS-8201」は単剤のみならず、他の標的の異なる薬剤との併用療法開発も進めていくが、抗PD-1抗体「オプジーボ」に続き、免疫チェックポイント阻害剤との組み合わせも検討していく。
今回、開始する臨床試験では、欧米で約125人の患者を登録する予定。推奨用量を決定した後、四つの患者群で両剤併用の安全性や忍容性、有効性を評価する。
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