厚生労働省は23日、エーザイの抗癌剤「レンバチニブメシル酸塩」(製品名:レンビマカプセル)など3品目について、添付文書の「使用上の注意」を改訂するよう製造販売業者に指示した。
レンバチニブメシル酸塩については、慎重投与の項に「肺転移を有する患者」を追記するほか、重大な副作用の「消化管穿孔、瘻孔形成」の項に、肺から空気が漏れて胸腔に溜まった状態である「気胸」を追記する。直近3年間に国内で報告された副作用症例のうち、気胸に関連した国内症例が11件報告されたことから、専門家の意見を踏まえた上で、使用上の注意を改訂することが適切と判断した。
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