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【塩野義製薬】抗インフル薬「ゾフルーザ」が米承認‐タミフルから切り替えで最大化

2018年10月30日 (火)

 塩野義製薬は、自社創製のキャップ依存性エンドヌクレアーゼ阻害剤「ゾフルーザ」(一般名:バロキサビルマルボキシル)について、「12歳以上の合併症のない急性のインフルエンザ感染症治療(発症後48時間以内)」を適応として米FDAから承認を取得した。1回のみの服用で治療が完結する新規作用機序の抗インフルエンザ薬で、優先審査の対象に指定されていた。抗インフルエンザ薬「タミフル」を扱うロシュグループの米ジェネンテックに販売を委託し、米国のインフルエンザ市場でタミフルからゾフルーザへの切り替えを図る。

 今回の承認は、重症化・合併症を起こしやすいリスク要因を持たない健常インフルエンザ患者を対象に日本で実施した第II相試験、日米で実施した第III相試験「CAPSTONE-1試験」の結果に基づくもの。


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