旭化成ファーマは、関節リウマチ(RA)治療薬「ケブザラ皮下注」(一般名:サリルマブ)の剤形追加として、「ケブザラ皮下注150mgオートインジェクター、同200mgオートインジェクター」を新発売した。サノフィが製造を担当し、旭化成ファーマが販売、両社で共同販促を行う。
従来のシリンジ製剤に加え、新たに追加したオートインジェクター製剤は、RA患者が扱いやすい形状・機能を追求したユーザー中心設計のコンセプトに基づき設計された。関節のこわばりや痛み、変形を訴えるRA患者でも握りやすい形状で、1回量の薬剤が充填されており、リング式のキャップを外し、本体を皮膚に押し当てるだけで注射針が患者の目に触れることなく、自動的に皮膚に刺さり、薬液が注入される。
また、視認性の良い薬液確認窓により薬剤の注入状況が目視でき、薬剤注入の始まりと終わりを音で知らせることで患者自身が自己注射できるようにした。