ノバルティスファーマは、キメラ抗原受容体T細胞(CAR-T)医療「CTL019」(海外製品名:キムリア)の治験用製品の製造について、神戸医療産業都市推進機構(FBRI)に製造技術を移転し、国内でCAR-T医療医薬品受託製造開発機関(CDMO)事業に参入する。日本でのCAR-T細胞医療の需要拡大を見込み、安定供給していくための製造プラットフォームを目指す。今後、CAR-T細胞医療のグローバル製造戦略拠点としての評価や検討を行っていく予定。
スイスのノバルティスは、CAR-T細胞製造拠点について、グローバルでの製造体制基盤の構築を図っている。米ニュージャージー州の自社製造施設を中心に、FBRIに加え、中国のセルラーバイオメディシングループ、独フラウンホーファー・インスティテュートとも治験製品の委託製造に関する提携を行い、昨年12月には細胞・遺伝子治療薬のCDMOである仏セルフォーキュアに対する買収提案を実施した。
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