第一三共は1月31日、電子部品用化学品部材メーカーの太陽ホールディングスに対し、製造子会社「第一三共プロファーマ」の高槻工場を譲渡すると発表した。譲渡額は376億円となる見込みで、2020年3月期に計上する。10月に手続きを終える予定。高槻工場の従業員約340人は譲渡先で雇用が継続され、製造品目は第一三共から委託される形で生産・供給を行う。国内製造拠点の閉鎖や他社譲渡など生産体制の再編を進めてきた第一三共だが、高槻工場についても他社への譲渡を決めた。
高槻工場は、1933年に操業を開始し、固形製剤・注射剤を製造している。今回の事業譲渡では、4月に高槻工場の受け皿となる完全子会社を設立し、10月1日に第一三共プロファーマが所有する高槻工場の資産などを会社分割で承継させ、同日に太陽ホールディングスに4月に設立予定の子会社の全株式を譲渡するスキームで実施する。
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