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グラクソ・スミスクライン(GSK)と大正製薬は、パッチタイプのOTC禁煙補助剤「シガノンCQ」を7月1日に新発売する。製造販売はGSKが行い、大正製薬が販売する。独自開発のニコチン放出制御技術「DAT」(デュアル・アクション・テクノロジー)を利用し、皮膚へのニコチン透過をコントロールすることが特徴。1日1回、1枚の貼付で、禁煙中のイライラや集中困難などのニコチン離脱症状を早い段階で緩和する。
「シガノンCQ」は、ニコチンを主成分とするパッチタイプの禁煙補助剤(ニコチン置換療法剤)。少量のニコチンを含有したパッチを、1日1回起床時に胸・背中・腕のいずれかの部位に1枚貼ることで、ニコチンを継続的に供給していく。2ステップの禁煙プログラムにより、8週間かけて禁煙を成功に導く。
1980年代に開発された「シガノンCQ」は、91年に米国で医療用医薬品として発売され、OTC医薬品としては92年からイギリスとニュージーランド、96年には米国でも販売が開始された。現在19カ国でOTC医薬品として承認・発売(海外での商品名は「ニコダームCQ」「ニクイチンCQ」など)されている。
GSKによれば「世界のパッチタイプ禁煙補助剤では、約4割のシェアを占めている」という。日本での効能・効果は「禁煙時のイライラ・集中困難・落ち着かないなどの症状の緩和」
1枚中にニコチン78mgを含有する「シガノンCQ1」を最初の6週間、同36mgを含有する「シガノンCQ2」を次の2週間使用するのが通常の使用法だが、6週間貼付後に禁煙時のイライラなどの症状がなくなり、禁煙継続に自信がある場合は、次のステップの「シガノンCQ2」は使用しなくてもよい。
税込み希望小売価格は、「シガノンCQ1」が7枚入り2940円、14枚入り5670円、「シガノンCQ2」が7枚入り2625円。
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