薬事・食品衛生審議会の医薬品等安全対策部会安全対策調査会は5月31日、妊娠検査薬の一般用黄体形成ホルモン(LH)キットのリスク区分を評価し、第1類医薬品に据え置くことを了承した。初回使用時に薬剤師による説明が引き続き必要と判断した。また、第1類薬の「フッ化ナトリウム」2品目について、重大な健康被害が確認されていないことなどを踏まえ、第3類に移行することとした。厚生労働省は、パブリックコメント募集の手続きを進める方針だ。
LHキットをめぐっては、4月の医療機器・体外診断薬部会で適正使用に関する調査結果が報告され、適正使用を目的に購入した人がほとんどだった一方、薬剤師による情報提供に関しては、約16%が情報提供できていなかった。厚労省は、リスク区分の評価結果を踏まえた上で、販売店における説明の徹底など、適正使用に必要な対応を検討する考えを示していた。
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