厚生労働省は4日、塩野義製薬の抗インフルエンザウイルス剤「バロキサビルマルボキシル」(販売名:ゾフルーザ)に重大な副作用としてショック、アナフィラキシーが見られたことから、添付文書の「使用上の注意」を改訂するよう同社に指示した。
ゾフルーザ錠10mg、同20mg、同顆粒2%分包については、「重大な副作用」の項に「ショック、アナフィラキシー」を追記する。国内における直近3年間の副作用症例の集積状況では、ショック、アナフィラキシー関連症例が42件報告され、そのうちゾフルーザとの因果関係が否定できない症例が16件含まれることから、専門家の意見を踏まえ、添付文書の使用上の注意を改訂することが適切と判断した。
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