関西国際空港と同空港で医薬品輸送に関わる計7社は、医薬品航空輸送品質認証制度「CEIV Pharma」の認証を日本の空港で初めて、グループ全体で取得した。国際航空運送協会が推進する同認証の取得は、関空における医薬品の航空輸送が世界基準で取り扱われていることの証明になる。日本に先行して海外では、医薬品の適正な流通基準(GDP)に沿った安心で安全な体制整備が求められつつあり、GDPにも対応した同認証の取得によって、医薬品輸出入の拠点として関空のさらなる利用を促したい考えだ。
国内では昨年末にGDPのガイドラインが示された段階に過ぎないが、海外では既にGDPに沿った安心で安全な医薬品の流通体制の整備が求められつつある。日本の製薬企業が国内で製造した医薬品を海外に輸出する場合、今回の認証を取得した関空を活用することで、受入国のGDPの要求を満たすことができる。一方、外資系製薬企業が海外から日本に輸出する場合でも、関空の活用によって、自国で求められているGDPの要求に応えられる。
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