
厚生労働省医薬・生活衛生局総務課薬事企画官の安川孝志氏は16日、都内で講演し、厚労省が4月に発出した非薬剤師業務の考え方を整理した通知について、「通知によって、しっかり対人業務を行えるようになると前向きに捉えてもらいたい」と語った。非薬剤師やロボット、人工知能(AI)などを今後どのように活用していくのかは「対人業務を充実させる中で、調剤に責任を有する薬剤師が判断していくべきもの」と呼びかけた。
安川氏は通知について、「大きな反響があったが、厚労省のこれまでの考え方を示しただけであり、決して規制緩和の類ではない」と言及。その上で「薬剤師が対人業務をしっかり行うために、対物業務の効率化の考え方を示した。調剤の責任が薬剤師にあるのは当たり前のことで、前提としてどういったことができるのかを示した」と解説した。
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