国内バイオベンチャーのヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ(HMT)は、代謝成分を網羅解析するメタボローム解析技術を用いた受託試験の拡大に向け、海外展開を加速させる。特に研究開発が活発化し、メタボロミクス受託解析への需要増大が見込まれる中国市場を強化していく。菅野隆二社長は、22日に都内で開催した決算説明会で、「自前での進出にこだわらず、現地の提携先と活動を進めていくのが現実的な路線になる」と述べ、提携による受託拡大を目指す考えを示した。
HMTは2003年に山形県鶴岡市で設立し、製薬企業向けにメタボローム解析技術を用いて受託解析を行う「メタボロミクス事業」と、独自に新規バイオマーカーの探索研究を行う「バイオマーカー事業」の二つを展開している。主力のメタボロミクス事業は昨年度10億円近い売上を計上したが、大型案件の売上がなく減収となった。
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