
彩都産学官連携フォーラム
厚生労働省医政局研究開発振興課長の伯野春彦氏は22日、豊中市内で開かれた彩都産学官連携フォーラムで講演し、臨床研究に関する厚労省の施策の一つとして「来年度にリアルワールドデータ(RWD)研究利活用基盤整備事業を計画している」と語った。臨床研究中核病院のデータベースを統合したRWDを活用し、観察研究の実施を支援する計画。これまでRWD活用の人材育成に取り組んできたが、今後は併行してRWDを用いた研究の推進にも力を入れる考えだ。
厚生科学審議会臨床研究部会が昨年12月に公表した「臨床研究・治験の推進に関する今後の方向性」には、5本柱の一つとしてRWDの利活用促進が盛り込まれた。厚労省は、方向性を取りまとめた方針に沿ってRWD研究利活用基盤整備事業を計画した。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。