小林製薬の小林章浩社長は7月30日に開いた決算説明会で、新型コロナウイルスの影響による国内インバウンド需要の減少に伴い、中期経営計画で掲げた「国際ファースト」の戦略の一部見直しについて言及。「これまで日本でのインバウンド需要を前提としていた広告を変更し、ダイレクトに中国本土のECや店頭での購入につなげる戦略に変更する」と説明した。
小林氏は、インバウンド需要の増加と医薬品の海外輸出を前提に計画していた設備投資についても、「今回のコロナ禍で需要が減少し、商品の生産キャパシティとしては余裕ができたため、いったん凍結して改めて計画を見直したい」との考えを示した。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。