◆政府の規制改革推進会議でOTC医薬品の販売やオンライン診療・服薬指導の規制緩和が議論の俎上に載せられた。厚生労働省は、国民に安全な医療を提供するため必要な規制と訴えたが、河野太郎規制改革相は過度な規制によって国民が利便性を損なっているのではないかと見直しを求めた
◆今の規制に国民目線が足りていないのは事実であろう。国民医療費は年間40兆円を突破し、医療費の適正化は喫緊の課題である。全ての規制を変えるべきとは言わないが、規制を再点検することには意義がある
◆最近では、医療のコスト削減が重要な議論になっている。医療業界に風穴を開ける医療サービス産業の台頭は著しい。デジタル技術の発展で病院や薬局に行かなくてもオンラインで医療サービスを受けられる時代になった。今後より加速していくはずだ
◆新型コロナウイルスの感染拡大で常識が変わろうとしている。これからの医療には国民目線での安全性と利便性を両立させたバランス感覚が必要だ。時代に見合った規制のあり方を検討してほしい。
国民目線で規制を
2020年10月28日 (水)
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