2020年は、新型コロナウイルス感染症で覆い尽くされた1年となった。新型コロナが薬業界に与えた影響は大きく、「非対面」「リモート化」といった新たな生活様式でのキーワードが業務に浸透した。また、コロナ禍の中、改正医薬品医療機器等法の第1弾施行、中間年薬価改定の決定、薬剤師のあり方を議論する検討会のスタートなど、大きな動きが目白押しの年でもあった。一方で、相次ぐ医薬品の品質問題や医薬品卸の談合事件で3社7人が起訴されるなど、マイナスの出来事も目立った。激動の年となった今年末、恒例の薬業界10大ニュースを選んだ。
- 新型コロナ感染症が拡大‐薬業界に打撃、非対面加速
- 後発品の自主回収相次ぐ‐睡眠薬混入事案で死亡例
- 中間年薬価改定が決着‐対象範囲は全品目の7割に
- 改正医薬品医療機器等法、第1弾が施行‐「特定用途薬」指定など新設
- 東京地検が卸3社など起訴‐談合問題、刑事事件に発展
- 後発品シェア8割に届かず‐新目標策定で次の段階へ
- 武田薬品がOTC事業売却‐来春から新社名で再出発
- 薬剤師養成検討会スタート‐卒後臨床研修など課題山積
- 20年度診療報酬・調剤報酬改定、対人業務転換さらに促進‐薬価は再算定特例が打撃
- 国内最高額の新薬が登場‐ゾルゲンスマ、手続不備も
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。