厚生労働省とサウジアラビア食品医薬品庁(SFDA)は、医薬品・医療機器の規制に関する協力のための覚書を締結した。日本が同分野で覚書を結ぶのは、ブラジルやタイ、インド、韓国、中国に続く6カ国目。中東では初となる。今後、日本で承認された新薬がSFDAに申請される場合には優先審査の対象とするなど薬事規制面で協力・連携を図っていく。
両国は、2017年10月に京都で開催された薬事規制当局サミットで、日本側の要望により薬事規制協力に向けた交渉を開始した。昨年3月に対面での署名式を行う予定だったが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で延期となっていた。同12月にそれぞれ自国で署名した覚書を互いに郵送して交換し、もう一方が署名するリモート形式で覚書を締結した。
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