
厚生労働省の「薬剤師の養成および資質向上等に関する検討会」は15日、これまでの意見を整理した上で、薬剤師の資質向上など3項目に関して意見交換を行った。委員からは、卒後研修のあり方を検討する場の設置や人口減社会に対応した薬剤師数の適正化などを求める声が上がった。4月以降の次回会合で厚労省が需給調査の結果を報告し、その結果を踏まえて検討を進める。
この日の検討会では、薬剤師の資質向上・業務・養成の項目について、追加の意見交換を行った。薬剤師の資質向上について、宮川政昭構成員(日本医師会常任理事)は「新しくより深い卒後研修のあり方、評価方法、基準が非常に重要。これらを修了しないと薬局の管理者や開設者としてなじまない」と述べ、厚労省に医師臨床研修部会と同様の議論の場を設けるよう求めた。
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