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【日本薬学会第141年会】保険薬局が目指す薬物治療の実践:薬局薬剤師の機能と専門性

2021年03月19日 (金)

シンポジウムの概要

オーガナイザー
 吉山友二(北里大薬)
 新井茂昭(安田女大薬)

 世界に先駆けて超高齢社会を迎えたわが国において、医療は従来型の病院完結型医療から地域完結型医療へと移行している。

 近年、保険薬局は「患者のための薬局ビジョン」において、地域のかかりつけ薬局、健康サポート薬局、高度薬学管理機能を持つ薬局など、新たな役割を求められており、先の医薬品医療機器等法改正においても「専門医療機関連携薬局・地域連携薬局」という認定制度が示された。

 保険薬局の薬剤師は、患者を専任して担当する「かかりつけ薬剤師」になることで、検査値を活用し腎機能に応じた用量設定の支援や、患者個々に合った服用方法の提案など、臨床薬学の知識を応用して安全性・有効性を担保した薬物治療の個別化や最適化への貢献を目指している。

 本シンポジウムでは、高度薬学管理の実践例や、期待される薬剤師の役割について、現場で活躍されているシンポジストの声に耳を傾けることとした。

 まず、地域包括ケアシステムの中の地域連携薬局の専門性を浮き彫りにしてシンポジウムを進める。日米両国における医療の最前線で展開される薬物療法(薬学的管理)の実施を考えることは大変有意義である。

 国民が期待する薬剤師に望まれることに耳を傾け、地域医療における薬剤師の役割を討論する。本シンポジウムでの講演内容を、保険薬局における薬物治療の実践に応用することが薬学関係者の腕の見せどころと確信する。

 (吉山友二



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