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【日本薬学会第141年会】医療の質向上、臨床の薬剤師による研究推進を目指した医療ビッグデータの活用

2021年03月19日 (金)

シンポジウムの概要

オーガナイザー
 百賢二(昭和大統括薬剤/薬病薬剤)
 武隈洋(北大病薬)

 近年、医療ビッグデータは製薬企業、アカデミアのみならず、臨床において活用され始めてきている。しかし、一般の薬剤師が医療ビックデータを解析するとなると、その概論や⼀般論については専門書から学ぶことが可能であるが、実際に薬剤師がどのように利活用したか、またどのような部分に苦労しているのかを理解する機会は多くはない。

 また、自施設の患者データをもとに研究を進めた場合では、統計解析に耐え得る十分な症例数が揃わなかったり、外的妥当性が担保されない問題に直面することも多いと思われるが、医療ビッグデータはそれらを補完できる可能性がある。

 そこで本シンポジウムでは、人工知能(AI)のビッグデータや臨床業務への活用事例、臨床上のクリニカルクエスチョンに対し、医療ビッグデータベースを利用した事例を紹介しながら、医療の質向上や臨床の薬剤師による研究推進のために、どのように医療ビッグデータを活用できるのか、あるいはその場合に留意すべき点について議論し、理解を深める場としたい。

 (百賢二、武隈洋



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