
武田薬品のOTC事業を担ってきた武田コンシューマーヘルスケア(TCHC)の売却に伴い、ブラックストーングループ傘下として1日から新たなスタートを切ったアリナミン製薬。同日行われたオンライン記者会見で、本多英司社長が経営方針を説明したほか、新社の社章が披露された。本多氏は「健康寿命の延伸に貢献するというミッションはこれまでと変わらない。多様化するヘルスケアニーズを捉え、売上、利益を向上させることで国内市場でのプレゼンスを高めていきたい」と抱負を語った。また今後、人口減少に転じる国内市場を見据え、アジア市場への本格参入にも言及。「中国市場でOTCのアリナミンの承認取得をぜひ頑張ってみたい」と意気込みを示した。
本多氏は、アリナミン製薬としての国内市場でのプレゼンス向上に向けて、▽小売企業との関係性強化▽通販事業の再構築▽プロダクトポートフォリオの再編成――をポイントに挙げた。本多氏は、「武田時代はマスコミを活用した多彩なるプルマーケティングが中心だったが、そこにプッシュマーケティングも取り入れ、比率を考えながらプレゼンスを向上させていきたい」と語った。
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