武田薬品のクリストフ・ウェバー社長は6日のパイプライン説明会で、2024年度までに承認取得を目指す開発パイプライン「ウェーブ1」の新規化合物のうち、21年度までに六つが承認申請、四つが承認取得の可能性があるとして、「パイプラインの転換期にある」と強調。21年度の研究開発費を5000~5500億円に増額する方針を明らかにした。
ウェーブ1パイプラインでは、移植時のサイトメガロウイルス(CMV)感染症治療薬「TAK-620」(一般名:マリバビル)の承認を22年に見込むほか、希少疾患のドラベ症候群、レノックス・ガストー症候群を対象とした選択的CH24H阻害剤「ソティクレスタット」について、23年度に最初の承認取得を見込んでいる。オレキシンプログラムでは、ナルコレプシータイプ1(NT1)における初の経口オレキシン受容体作動薬「TAK-994」について、24年度に最初の承認を見込む。
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